ゴキブリ用殺虫剤のイノベーションは、ヘビーユーザーのおばあさんを観察することから生まれた。米国南部のトレーラーホームに住むお年寄りの女性を観察することにしたあるメーカーのマネージャーは、不思議で仕方なかったという。
このおばあさんは、ゴキブリを見つけると2分、3分と殺虫剤を噴霧し続けるというのだ。「おばあさん、そんなにかけなくても、ゴキブリはもう死んでいますよ」と問いかけたところ、この女性は、「でも、まだ足が動いてる」と答えたという。
ここから、「ゴキブリが死ぬ」という効用ではなく、「ゴキブリが動かなくなる」という効用を求めているユーザーがいるのだ、と気がついたメーカーは、マヒ剤入りの殺虫剤を開発し、大ヒットさせたというのだ。
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