だが、娘を1人大学に行かせるために、彼女らの父はどれだけ稼がなければならなかったか。夢を見るなとは言わないけれど、企業の本音も理解してほしい。「長く働いてくれる戦力を」は建前で、「優秀な女子には一般職として、若いうちだけ安い賃金で働いてもらい、ある程度の年齢になったら辞めてもらいたい」というのが本音だと、前出の園田さんは指摘する。「規制が強化され派遣社員を使いにくくなった。ならば帰属意識の高い正社員の一般職を採用しよう、と思っているはずです」
ある大手金融の人事担当者は、本誌の取材にこうもらした。「家族を養うどころか、一人暮らしする賃金だって払えない。全員に定年まで働き続けてもらおうとは思っていません」
"大学と墓は増えすぎたんだと思う。